今世界は透明な自由を
海に沈めたような無数のaquarium
布袋寅泰の『Aquarium』の歌詞である。
最先端の音楽を追いかけ続けている布袋氏による最新のアルバムなので是非聞いてほしい。
もっと柔軟な考えをしなければならない。
もっと気持ちを張り切りすぎず、楽な心持ちでありたい。
失敗したっていいじゃないか。
成功に基準なんてない。
やりたいことをやろう。
自分の人生だ。
自分が主役だ。
この就活シーズンに差し掛かってくると投げたくなる言葉を並べてみた。
共感してほしい反面、人生の岐路なんだからもっと真面目に考えろ!と喝を入れてしまいたくなる気持ちもある。
自分の人生なんだから自分のやりたいことをやろう的な事をよく聞く。
極端な話自分のやりたいことが法に触れてしまう内容であればその時点で夢を叶えることは潰える。
教育が悪かったといえばそれまでだがその人にぴったりな教育法なんて恐らく当てることは困難であろう。
自分のやりたいことをバカにする権利は他人にはないしそれを剥奪する権利もない。
しかしながら他人に迷惑と思われてしまうのであればそれはやってはいけないことである。
こんな事を書いている僕はやりたいと確実に思うことは今まであまりなかった。
しかしながら人の迷惑にはなりたくないと常々考え、できれば細々と生活をして隠居をしたい性分であった。
こんな閉鎖的な性格であったが久々にある本を読み返してみた。
今をときめくオードリーのツッコミ担当若林正恭氏が書いた本である。
なかなかに歪んだ性格をしているこの本の筆者であるがネガティブな考えを全面的に文章に起こしている。
それ故に一度読み終わった時の気分が落ちること滝の如し。
しかし一度時間を開けて読み直すと妙に納得をしつつ、ちょっぴり前向きな気分になった。
これといった理由はないのだがネガティブに考えるのは無駄というのがわかった気がする。
あくまで気がするという感覚である。
今人生の大きなターニングポイントになるであろう活動をしている方が多い。
この活動の中で自分の心をへし折られる事が多々ある。と聞く。
気にすればするほど無駄である。
自分のしたい事をすればよいし、それでお金を稼げばいい。
就いた会社がなんか違う気がしたら転職をすればいい。
何度だってやり直しは効くようにこの国の制度はしっかりとしてはいる。
自分が納得するまで試行錯誤を繰り返していけばよいのだ。
なんらかの事情があって自分のやりたい事ができないのであればそれも運命である。
多少受け入れるのに時間はかかってもよいがその状況に適応してまた新しいやりたい事を見つけるのが先決であることは言うまでもない。
やりたい事が特にない人は人の役に立つことをしてくれればそれでいい。
そうやって世界を回してくれれば平和である。
人間ってなんだかんだ素敵な生き物である 。
なお主は就活をしない模様。
サラバ、またいつの日か。